移動イドーIDOいどー

出発前にごたごたしたものの朝5時に家を出て、始発の電車に乗り込み成田へ。ロンドンのテロ未遂事件の影響でどうなっているものかと危惧していたが、ロンドン行きとアメリカ行きに関する機内持ち込み規制についての張り紙があった以外は平常通りといった感じ。俺はと言うといつも荷物は機内持ち込みのみ。パスポートコントロール前の手荷物チェックで手に持っていたペットボトルのウーロン茶を職員がよくわからない機械にかざしてたけど、あれで何がわかるんだろうか...。

9:30発CA422便に乗り込み爆睡。うっかり機内食を食べ損なうとこだった(あまり美味しいとは言えなかったけど)。北京首都国際空港11:55着。2008年の北京五輪に向けて拡張工事中とのこと。乗り継ぎ時間2時間半にも関わらず通しで発券してもらえなかったので、トランジットカウンターでチェックイン。トランジットなので機内で配られた入国カードは未記入だったが、パスポートチェックで入国カードと出国カードを書けと言われた。そりゃ一応領土に足を踏み入れてはいるが、そんなこと言われるのは初めてだな...。

14:25発CA909便搭乗口の抜き打ち手荷物検査でひっかかり鞄を開けさせられる。バックパック(といっても俺のは30Lなので、学生が通学に背負ってるのと同じ位)なんて背負って、みすぼらしい格好してると怪しまれてもしかたないが、俺はまだましな方で、隣でチェックされていたバックパッカーは鞄の中身を全部出して並べられていた。お気の毒に...。

モスクワ・シェレメチェヴォ2国際空港18:35着。なにかと評判の悪いこの空港。入国審査が遅いとか、交通の便が悪いとか、預けた荷物からよく物を抜かれるとか。入国審査は確かに評判通りだった。現地旅行代理店のカウンターを見つけて予約していたサンクト・ペテルブルグ往復の列車のチケットをバウチャーと交換。手元に残っていた汚れた50USD札を使ってしまおうと両替えカウンターへ行くが断られる。別のカウンターで無事現地通貨ルーブル(以後Pと表記する)を手にする。レートは1USD=26.30P、100JPY=22.52Pだった...。


[豪華な雰囲気のモスクワの地下鉄ホーム]

空港から出ると白タクの客引きがよってきて、市内まで70USDだと言う。日本で送迎を手配すると10,000JPY位だったのでたいして変わらないなぁ、とか思いながらバスを待つ列に並ぶ。すぐにやってきた851番のバスに乗り込み、1時間程で地下鉄レチノイ・ヴァグザール駅に到着。地下鉄に乗り換えて街の中心へ向かう。バスも地下鉄もどこまで乗っても一律15P。よって空港から市内まで合計30P(133JPYってとこか)。公共交通は安いな...。


[モスクワにあるレニングラード駅]

この日はモスクワを素通りしてサンクト・ペテルブルグへ向かう。SU便ならサンクト・ペテルブルグまでの国内線分もついてくるのだが、夜行列車に乗りたいからということで「赤い矢号」の予約をしておいた(結果的にはSU便が取れなかったので、CA便になってしまったが)。鉄道王国ロシアでは駅の名前は行き先で決まっているようだ。レニングラードはサンクト・ペテルブルグの旧名だから、モスクワにあるレニングラード駅はサンクト・ぺテルブルグへ行く駅ということになる。で、ここから列車に乗って着く駅は、サンクト・ペテルブルグにあるモスクワ駅ということになる。日本人には少々ややこしいぞ...。

23:55発赤い矢号(002)2等寝台に乗り込む。各車両に車掌がいて、入り口で切符のチェックとベッドの割り振りをしていた。ロシアでは列車をという要望が多いのか、団体ツアーの姿も多く見られる(あっちは1等寝台だけど)。2等と言ってもなかなか小綺麗で立派なものだ(値段も立派だし)。4人のコンパートメントは空調完備で、電子ロックがかかるようになっており、朝食用の弁当とペットボトルの水が人数分用意されていた(車掌に頼むとお湯も貰える)。俺が適当にシーツと毛布を広げていると、同室のおばさんが「ちょっとどいてなさい」と言った感じで、綺麗にベッドメイクしてくれた。で、そんな夜行寝台を満喫する間もなく爆睡...。


[サンクト・ペテルブルグに到着した赤い矢号]

7:55サンクト・ペテルブルグ着。荷物を預けて街に出ようと思っていたが、駅のロッカーが異常に高かったので、とりあえずホテルへ向かう。チェックインは12時からだが、バウチャーを見せれば荷物くらい預かってくれるだろうくらいに思っていたが、幸い部屋が空いていたので即チェックイン。
うーんちょっと移動疲れ。一服してから、しばしベッドに顔を埋める...。

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