夕暮れの西新宿は危険な香りがする?



味の素スタジアムでFC東京vs横浜マリノスを見た後、一人になって西新宿をぶらつく。日の暮れて来た電器街にはネオンや自動販売機に灯がともり、明るい光を放っていた。そんな光に、熱心にカメラを向ける欧米人旅行者が目に入る。日本人には見なれた光も、海外からのお客さまにとってはエキゾチックな被写体であることは容易に想像できる。見なれない文字の並んだ光というものは、どこかチープでいかがわしく、近未来的イメージを持ち合わせていて、そんな東京や香港の光は映画の中でもよく紹介されている。歩きながらそんな旅行者を視界の端にとらえていた。異国の地にいる俺はあんな風に見えるのだろうか。。。

警:「すみません○○警察ですが」
警:「この辺りはいろいろ事件が起きていまして」
警:「危険物を持っていないかチェックしているところです」
警:「鞄の中身を見せてもらっていいですか?」

そんな声が耳に入る。その言葉が向けられたのは「俺」。
まぎれもなく「俺」。間違いなく「俺」。ガタイのいい警察官二人の目は、しっかりと「俺」を見ていた。

(俺ーーーー!?)
警:「今日はお買い物かなにかで?」
俺:「サッカー見て来た帰りです。。。」
警:「味の素スタジアムですか?」
俺:「そーです。。。」
警:「あれっ、水筒なんて持ち込んでいいんですか?」
俺:「缶とかペットボトルはだめですけどね。。。」
警:「工具とか持ってないですよね」
俺:「うーんと、持ってないと思います。。。」

思わず苦笑いしながら淡々と受け答えする俺。鞄の中はマリノスのユニフォームとかマフラーとかマリノスケ人形とか。そんなものをこの人混みの中で引っ張り出さなくても。。。

警:「御協力ありがとうございました」
俺:「はぁ。。。」

「俺ってそんなに怪しいですか」って聞きたかったけど、ぐっと飲み込んだ。

俺は危険な香りのする男。ブログにはそう書いて今日は寝ることにする。。。

会社のPC-その2

いい加減にしないと怒られるかな。。。