こんなのに乗ってる(その1)

ついでに乗り物も載せてみようかと。ツアーなんかだと近場は貸し切りバス、遠距離移動は飛行機使用なんてことになるんだろうけど、ひとりぼっちの俺はもっぱら公共交通機関ということになる。しかも可能な限り地べたを移動したいという性分で、ここタイでも国内移動に飛行機は使わなかった。まずはバンコクからアユタヤへの移動はというと...。

カオサンから宿のオヤジに教えられた通りの市バスに乗ってフアラムポーン駅へ。車掌は無愛想だったけど、一応降りるところを教えてくれた。駅前に着くのかと思いきや少し離れたところで降ろされた。一緒に降りたおばさんが、こっちのバスに乗り継げばいいと教えてくれた。少し遠いけど駅は見えていたのでお礼をいいつつも歩いて行くことに。暑い国の人は基本的に歩かないもので、このおばさんも少し呆れたような笑みを浮かべながら立ち去って行った...。


[電車]


[アユタヤ駅]

バンコクからアユタヤへはバスか電車ということになる。なんで電車を選んだかというと、アユタヤ行きのバスが出る北バスターミナルよりフアラムポーン駅のが近いと思ったから。一日に30本は出ているということで乗り逸れることもなかろうと。そんな読み通りあっさりと切符を入手して、あっさりと出発。線路ぎりぎりに立てられた民家の間をゆっくりと走り出す。洗濯物を干すおばちゃんやら、昼寝をするおじちゃんやら、手を振る子供なんかをしばらく眺めていると郊外へでる。2時間位だったか。無事こじんまりとしたアユタヤの駅に到着...。


[渡し舟]

駅を出ると客待ちをしていたトゥクトゥクの兄ちゃんが群がる。が、歩いて行くからということで丁重にお引き取り願う。駅前の道を渡って細い道を入って行くと川にぶちあたり、渡し舟が行き来している。もっと趣き深いものかと期待していたが、安っぽいエンジンを鳴らして、見ての通りの目と鼻の先の対岸へ。正に生活の足という感じで、自転車も乗れる。橋を架ければいいじゃん、なんて思うのは野暮でお節介なこと。待ってる時間のが長くね?と思う程あっという間に対岸に着いた俺は、地図をにらみながら宿探しへと歩き出す...。