コンパクトデジカメを新調した

タイへ行く直前、「そういえばデジカメの調子が悪くてインドネシアで苦労したじゃないか」ということを思い出した。12月21日仕事帰りに買いに走る。時は年末商戦というかクリスマス商戦というかで激戦状態。それ以前よりだいたい次に買うときはこれかなというのを3機種にしぼっていたのだが、店頭でいじり倒してIXY DIGITAL 220ISに決めた。さて買おうかという段になって「デジカメ下取り1500円」なる張り紙を見つけ、店員にあれこれ聞いたところ製造番号が読み取れれば壊れててもOK。という訳で翌22日壊れたデジカメを2台持って再びお店へ。なんで2台かというと、できるだけ古い方で下取りしてもらおうという魂胆だった...。



IXYは今回で3台目。

初代はIXY DIGITAL 200で2001年の夏頃に購入。2004年イランに行った最終日のテヘランで、鞄に一緒にいれていたペットボトルの蓋がちゃんとしまっておらず水没。虫の息状態であれこれいじっているうちにレンズが出っぱなし状態で完全に息を引き取った...。

2代目がIXY DIGITAL 500で、2005年の正月にすでに発売から随分とたっていたが、初代の電池やCFがそのまま使えるというところで、出費が少なくて済むと考え購入。 2007年オーストリアに行ったときは元気だったが、その後あんまり使わない日々が続き、2009年にはあやしい挙動をするようになった。AFのメカに問題ありと見たが...。

で、店頭にて初代を差し出してみると、「製造番号がすれて読み取りづらいですねぇ」というお姉さん。しかたないから2代目を差し出すかと思っていると、「ちょっと待ってくださいね」と言い残してどこかへ。しばらくして戻って来てOKとのこと。なんだか申し訳ありませんねぇということで、ポイント20%に1500円値引きしてもらい、めでたく3代目のIXY DIGITAL 220ISを手にした。スペアの電池と合わせて購入して、そのポイントで8GBのSD(一眼でも使えるように高速のもの)をゲット。こんなこともあるので、2代目は一応とっておきましょう...。

で、そのまた翌23日。3代目を持ってタイへ。2代目から丁度5年。小型化と液晶が大きくなったのと手ぶれ補正と電池の持ちが長いのに感激。スペアの電池は結局使わず、2日間位は余裕でもった。店頭では小型化で操作感が気になったが、慣れてしまえば気にならなかったかな。俺は扱いが荒いので既に傷だらけで、液晶にも細かい傷が。さてさて、今回は何年持ちこたえることやら...。

こんな宿に泊まってる(その1)

昨年こんな宿に泊まってたんだよなんてエントリを書いたら結構好評だったので、今回は全部載せてみようかと思うわけで。だいたいにおいてこのブログを見ている人は、俺みたいなスタイルで旅行する人は極少数だから、どんな宿に泊まっているのかってのは興味津々らしい。検索されて辿り着かれるとなにかとなんなので、あえて宿名は書かないけど写真を見れば一目瞭然かもしらんな。一般的には写真に撮ると実物よりきれいに見えるのでそのつもりで。というわけで今回はその第1弾。


[外観]


[部屋]

日本からバンコクに着いて泊まったワット・チャナ・ソンクラーム地区の宿で300B(850円程度)。一軒目で満室と言われたのでローラ作戦にでた俺は、目についたところに適当に飛び込んだ。二軒目でゲットしたのだが、清潔感という意味では今回最低だった(感じ方には個人差があります)。と言っても10年前に1週間以上滞在した宿はもっとひどかった。あれはそう、丁度ビーチという映画で主人公が泊まっていた宿のような感じで、俺はこの映画を妙にリアルな感覚で見たのを覚えている。というわけで俺にとってはまずまずな部類。

この外観の写真では「いったいどこ?」と思うかもしれないが、ほにゃららINNという黄色い看板のところがそれ。洗濯、インターネット、国際電話なんて書いてある。部屋には上部にエアコン、壁に禁煙マークが写っている。壁の黄ばみ具合がとても禁煙部屋とは思えない。左の柱の陰にシャワー・トイレがあり、右手にテレビがあって、窓の無い1階の部屋。部屋をでるとそこにはパソコンが何台かならんでいて、黒人さんがながながとやってたな。宿のオヤジはチェックインするときもチェックアウトするときも入り口の机で寝てた。でも、人当たりのいいなにかと親切なオヤジで、「フアラムポーン駅へはどうやって行ったらいいかな?」という俺の質問に、分かりやすい英語で「トゥクトゥクだと高いから」という前置きをして市内バスの乗り場を教えてくれた。お世話になりました...。

131B

ビッグマックセット(LLセット相当)の値段。370円位。
特に食に困るような国ではないので、はっきり言って必要なかったのだが、そこはそれ義務感というか使命感というものが芽生え始めている今日この頃。旅も最後の最後、バンコクはサヤーム・スクエアにてマックが目に入り、「おっ、そういえばまだ調べてない」と思い立つ。それまでにも何度か見かけてはいたが、マックも例外ではなく禁煙でなんとなく入る気にならなかった。そもそも物価把握が目的だったはずで、こんな最後の最後に調べてどうするんだといったところだが、店の外にはメニューはなく、中に入って行ってレジ後ろのメニューを眺めているうちに、気がついたら注文していた。思い返してみれば大晦日で、しかもタイで最後のディナーだった...。


[バンコクはカオサンのマック]


[チェンマイはIMMホテルのマック]

タイでは何処の店でも、ワイのポーズをするドナルドが見られた。

関連リンク:
ワイ(Wikipedia)

お気に入りの朝食メニュー

これが旅行中のエントリに度々登場し、カテゴリタイトルに採用されたカオ・トム。
カオは米、トムは煮る(トム・ヤム・クンのトムと一緒)という意味。旅行中のエントリではKaoTomKayと書いていたが、これはチェンマイの食堂のメニューにそう書かれたいたためで、もちろん日本のローマ字と同じように当て字だ。Kayの部分は鶏を意味しており、具というかトッピングで他にもエビとか豚肉とかある。でも俺はもっぱら鶏を食べていた。ちなみに同食堂のメニューでは英文でChicken Rice Soupと並記されていた。


[スコータイの屋台カオ・トム]

はじめて食べたのはスコータイ。目についた屋台をのぞくと、大きなお鍋にたっぷりと入ったカオ・トムをおばちゃんがかき混ぜていた。20B(60円弱)という値段もあいまって、即注文。タイでは基本的に調味料を入れて自分好みに味を整えるものだが、とりあえず何も入れずに頂いた。胃に優しく一口で気に入った俺。トッピングされたパクチー(香菜)がまた後味をスッキリさせていてよかった。それまでは麺を食べていたのだが...。


[チェンマイの食堂カオ・トム]


[デザートのオレンジシェイク]

チェンマイでは食堂で40B。スコータイのものより米がしっかりしていて、味も上品だったかな。チェンマイは旅行者が集まる街だけあって何処に入ってもだいたい英文メニューが用意されていた。ここは外観も欧米風でカフェといった雰囲気のところ。アメリカンとかコンチネンタルとかコーンフレークとかの朝食メニューもあった。でもそういうのは値段が100B位になる。そんな店でわざわざタイメニューもどうかと思うが、気に入ってしまったのだから仕方あるまい。熱々のカオ・トムをゆっくりと流し込んだ後に飲む冷たいオレンジシェイクもまた、朝のひとときを豊かな物にしてくれたのは間違いない。気づいたのがチェンマイ最後の日だったのが残念...。

タイの喫煙事情

以前ここに書いたタバコの箱が、タイのものであることが判明した。おかげで他のいろいろなバリエーションも見ることができた。お店でこんな風な写真付きのタバコの箱が並んでいる様を見るとなかなか「くださいな」とは言いにくいものがあるが、きっと見慣れてしまっているタイの方々は普通に買って行くのだろう。マルボロが一箱75Bだったから210円程度。ちなみに空港の免税店で見たカートンの箱も同様だった(当然写真が大きい)。こんなものカートンでお土産にしたら、ちょっとした嫌がらせだな...。


[お土産に二箱ほど買って来たけどみんななかなか手をつけない...]

俺はどこの国に行っても部屋を決めた後に決まり文句のように聞くことがある。

俺:「部屋でタバコ吸ってもいい?灰皿貸してくれる?」

今回5軒の宿を渡り歩いたわけだが、基本的に部屋は全部禁煙。食堂も外の席のみ。チェンマイ駅のプラットフォームには罰金2000B(5600円程度)の張り紙があった(ただし喫煙所は用意されていた)。その他建物内、乗り物内は基本的に全部禁煙だったのかな。一方外は割と自由に喫煙可能なようで、ポイ捨てされた吸い殻も見ることが出来る。ただ、アジアの他の国に比べて喫煙者が格段に少なく、喫煙マナーも全体的に日本や欧米よりも良く感じられた。場所さえ間違えなければ嫌な顔をされることもなく寛大で、空港の喫煙所も見世物小屋のようなものではなくやたらと立派。というわけで、携帯灰皿を持ち歩く俺は特に苦痛を感じることも無く10日間を過ごすことが出来た。


[チェンマイ駅のプラットフォームにて]

チェンマイからバンコクへ向かう寝台列車の中、どこかタバコを吸える場所はないかと聞いてみると、車掌がニッコリと笑って言った。

車掌:「トイレの中」

お言葉に甘えて、ものすごい勢いで換気扇が回る個室で一服して寝た...。

関連記事:
喫煙者には、ほほ笑まない−タイ 違反者に高額罰金 次々たばこ増税(MSN産経ニュース)

2009 → 2010 @ カオサンロード

このエントリの後、年越しの瞬間を見にカオサンロードに行ってみたわけだが、どんなことになってたかをダイジェスト風におみせしよう。



通りの両入り口には大勢のおまわりさん待機。バリケートってわけでもないけど、酔っぱらって飛び出すやつとかいると危ないってことかな...。



コロナビールの試飲コーナーとかできてた。お姉さんは化粧直し中。一応隠れてるつもり...。



午前0時を迎える。比較的そばで花火がばんばんあがって盛り上がる。この大混雑の中、自前の打ち上げ花火を上げる奴もいてちょっと危ない...。



通りはもうダンスフロア状態。あちこちの店でガンガン音楽を流すので、何が何やらな状態だが...。



CD屋(といっても屋台だけど)の前でも踊りまくってる...。



カオサンは世界中のバックパッカーが集まり、地元タイのちょい悪な若者とかも遊びにきている。インターナショナルな音楽が主体...。



ちなみにこちらが、ワット・チャナ・ソンクラーム側にできてた特設ステージ。タイの演歌のようなのをやってた。こっちはタイ音楽主体。うるさいのはうるさいが、カオサンに比べると落ち着いた雰囲気...。

ワット・チャナ・ソンクラームで初詣(?)している方々も多数。なんだか騒がしくして申し訳ないという気分になったが...。

ひとしきり見て回って宿に戻ると、2ndフロアの廊下でTシャツにパンティ姿の白人女性が酔いつぶれて俯せに寝てた。その傍らには嘔吐跡。ほどほどにな...。

喪中につき年頭のご挨拶を失礼させていただきます

ここに昨年中に賜りましたご厚情を深謝致しますと共に、
今年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。

新年恒例の模様替えです。
一昨年どこも行けなかった鬱憤をはらすように、昨年は2度の海外逃亡に成功。アジアは久しぶりだったので、新鮮な気分で楽しむことができた。年末のタイ行きはかなり限定された条件の中で決めたので、アジアが続いてしまったのが残念だったかな。暑い国というのも3年振り位。体力の衰えを感じずにはいられない。まだまだ行きたい暑い国はたくさんあるので、今一度鍛え直さないといかんなぁ...。

今年の扉絵の写真はインドネシアはジョグジャカルタの王宮前で客待ちしてたベチャ(自転車タクシー)のおじさんが、俺に声をかけようとしているところ。

今年も元気にどこかへ出掛けられますように...。

2010

( Yogyakarta : Indonesia )

スワンナプーム国際空港

よく考えたらこの空港も初めてだ。2006年にオープンだって。前はドン・ムアンだった。ちょっと前にデモ隊が座り込みしたのはここだったはずだ。総工費の半分弱が日本の円借款ですって。そんなことしてる暇があるなら、日本の空港なんとかならんかね。ここはアジアのハブ空港として機能しまくりだぞ...。

結局寝ずに空港に来た俺は、残りのタイバーツで朝食。これで200B。信じられん。でも綺麗サッパリタイバーツが無くなった...。

InformationでFreeWiFiのIDとパスワードくれた。すぐに時間切れになってうっとうしい。だから3枚くれたのか...。

大晦日のバンコク

途中から乗って来た関西の女の子二人組のうちの、通路を挟んで向かい側のベッドだった方の娘じゃなくて、その左側のベッドだった方の娘がとても可愛かったことはさておき、 朝8時に列車はバンコクはフアラムポーン駅に着いた。列車を降りた途端、どっと汗が吹き出す。大分湿度が高いようだ...。

今日は大晦日で、カオサンはえらいことになるのが目に見えていたが、怖いもの見たさで、足はカオサンへ向かってしまった。のんびりと食事を取って、両替やら何やらしてたら眠くなって来たので昼寝。寝台は広くて快適だったけど、イマイチ熟睡できなかった。で、起きたら14時。いつもながらの最終日やる気無しと言ったところ...。

ガイドブックのページをめくっても、目ぼしいところは10年前に見に行っているので、どうしたものか。思案の末、バンコクの今を見にサヤーム・スクエアに行こう。それもただ行くのではなく、10年前にはなかったBTS(スカイトレイン)に乗って。なんて言うとなんだが、単にハードロックカフェに行ってピンズを買うついでだ...。

宿を出て、コンビニで水を買い込んで出て来ると、土砂降りの雨。思えばずっと雲ひとつない快晴に恵まれてきたが、ここで東南アジア特有の雨に見舞われる。乾期でもあるんだとおもいながら、雨宿りすること1時間半。タイ的時の流れに身を任せる...。

やっと止んだので、まずはカオサンそばのプラ・アーティットからチャオプラヤー川のボートに乗り込む。いや、乗り込もうとした。が、そのボートがエンジントラブル。乗客全員下ろされる事態に。次のボートを待って乗船。BTSに連絡するサートーンで下船。

念願のBTSは中々近代的。要はモノレールで、エアコンガンガン効いてて快適。液晶モニタにはCM垂れ流し状態だ。一部単線のようで、すれ違い待ちが少し気になったか。そんなこんなでサヤームに到着したのはもう日が暮れかかっていた...。

サヤーム・スクエア界隈は買えない物は無いと言われる巨大ショッピングエリア。10年前もそんなふうに言われていたけど、更に巨大化している。タイではまだクリスマスツリーやサンタ帽のお兄さんやトナカイの角を付けたお姉さんが一杯。整った身なりをした家族連れやら今時の若者達が、食事やら買い物やらで、盛り上がっていた。

21時を過ぎた頃、カオサンが気になって宿に戻る。帰りはトゥクトゥク使用。20分もかからず帰ってこれてしまった。カオサンは思った通りのえらいことになっている。通りの真ん中でストリートダンス大会とかやってるし。比較的静かだろうと思ってワット・チャナ・ソンクラーム側に宿をとったが、特設ステージができてるし...。

日本はもう年が明けたかな。こっちはあと1時間位でカウントダウンに入る。今夜は寝かせてもらえそうもないので、見に行こうと思う。昼間寝といてよかった...。