日本 The End

日本1-4ブラジル
前日は早めに帰宅して子供みたいだとか思いながらも9時半に就寝し、携帯のアラームで朝3時半に起床。昔々のそのむかし、まだ日本がW杯に出るなんて夢のまた夢だった頃からブラジルを応援している俺としては少々複雑な組み合わせだが、ブラジルは既に決勝T進出を決めているということで、日本応援という立場で観戦。眠いけどそのまとめ。
立ち上がりブラジルに再三の決定機を作られるもののなんとかしのぐ。実はジーコに遠慮してんじゃないかとか思っていた矢先に玉田の先制点が入る。確かにいいシュートではあったが、あんな簡単にフリーにしてもらって、やっぱりジーコになんか言われてんじゃないかとか、素直に見れないひねくれた俺。しかし、裏ではクロアチア1点先制の状態だっただけに、おのずと盛り上がる。とっとともう1点とってこのまま終わんねーかなとか、まだ前半なのに思う俺。が、前半ロスタイムに不調ロナウドにヘディングで同点。あーやっぱりと我に返る俺。後半はジュニーニョのすっげー無回転シュートに始まってもうやられたい放題。大人と子供の試合のよう。ブラジルは勝利を決定付けたところで、ロナウジーニョとカカを下げる。決勝Tを見据えての当然の処置だと思うが、その後なんとキーパー交代。普通フィールドプレイヤーを変えて、調子を見るとか、場にならせるとかするものだが、ブラジルのパレイラ監督は参考にもならないと思ったか？
相変わらずテレビでは、前向きなコメントばかりが目立った。ここのところサッカー解説者という肩書きの人が増えたせいで、競争が激しいのか、スポンサーが喜ぶようなコメントしかしなくてよろしくない。いついつのオリンピックで勝ったとか、いついつの試合で引き分けだったとか。しかし、サッカーにおいてはW杯こそが頂点と言える大会であり、そこで本気になったブラジルには到底およばないのは明白である。まだまだ本調子とは思えないし、2点とったロナウドも復調とは思えないし、ベストメンバーでないブラジルにこの負けである。まさに赤子の手をひねるような展開だった。これが、世界の王者とアジアの王者の実力の差である。一瞬でもひょっとしてと思ったことに反省した俺。
これで日本にとっては2006W杯が終わってしまったわけだが、ついでにそのまとめ。
日本の実力がまだまだではあるのだが、着実に実力を付けているのも事実である。はじめてW杯に出た頃は目も当てられなかった。まず、選手層が多少暑くなったというか、少なくとも代表選出に関して選択の余地ができてきた。次にトラップが多少ましになったせいか、トラップ際を狙われてあっさりとられるという場面が減った。後はパスの精度をあげることと、決定力のあるFWを育てることと、メンタル面を鍛えることと、当たり負けしない体と、切り返しても崩れないボディーバランスと、暑くてもへこたれない体力と、背を高くすることと、ヒディングを連れてくることと、川淵キャプテンをなんとかすることと、辛口解説者を育成することと...。
現在スペインvsサウジアラビア観戦中。この後韓国の試合もあるが、なんとか決勝Tに進んでくれないものか。アジアの出場枠が減ってしまわないように。と、思っていたらスペイン先制かぁ...。