食事のおはなし



これがおいらんちのキッチンだ。
さて「自炊するんだ」と言い切ってでてきた俺だが、その後どうしているのでしょう。これが結構やっているのさ、ホントに。はじめの数日こそ日本から持ち込んだレトルトごはんとかをたべていたものの、外食は出かけた時の昼食のみ。ほとんど毎日ごはんを炊いて自炊している。自炊と言ってもそんなに手の込んだことはしてないが、感心感心(自画自賛)。近所に巨大なショッピングモールがあることは以前書いたが、その中にはスーパーが三つあって、一つは中国人向けなのでお馴染みの食材がならんでいる。日本食も置いていて少々高いのかもしれないが味噌、豆腐、納豆なんでもござれだ(日本では値段を気にして買い物などしたことないので、ものの値段がよくわからない)。

なんでそんなものがあるんだと思うかも知れないが、ここは人口の20%くらい(だったと思う)が中国人で、中国人向けのCD屋とか床屋とかもある。そんなこともあり、普通のスーパーでも結構調味料とか置いてあったりする。レストラン、ファーストフードも世界各国の物がそろっていて、日本食も決して少なくない。Downtownを歩いていても容易に見つけることができる(やっぱり寿司屋が多いかな)。

先日、某知人のホームページにベーコンエッグ丼なるものが載っていたのでまねして作ってみた。この知人、元会社の先輩で現在は西那須野塩原で独り暮らしをしており、日記をホームページに書いているのだが、そこには夕飯のメニューが毎日書いてある(って、こんなに説明しちゃったら某でもなんでもない)。このとき「ベーコンが冷蔵庫になかったのでハムエッグ丼をつくってみました」とメールをしたところ、「醤油が決め手だ!醤油はあるのか?」という返事を頂いた。実際には醤油くらいどこのスーパーでも手に入るのである。というわけで御心配なく(->先輩)。

独り暮らしとなると買い物が非常にめんどくさいことを思い知った。一度で食べきれるものはまず無い。かといって毎日同じものを食べるのもなんだ。タマネギや果物などは重さで買うことができるが、キャベツはキングサイズのしかなく、とても一人では食べきれないので、こわくてまだ買っていない。捨ててもたいした値段じゃないのだが、それではお百姓さんに申し訳がたたない。日本のより二まわり以上でかいんでないだろうか。あと薄切りの肉がなくて困ったが、中国人向けスーパーでShabuShabuと書かれたのを見つけて愛用している。お米はわりと食べられているようで、日本のよりかなりまずいが、長粒米でないのがどこでも手に入る。「今日はポークソテーだ」といって豚肉を買って来ても四食分位あるので、残りは冷凍庫に。鮭の切り身を買って来てもたっぷり二食分はある。

そんなこんなで毎日冷蔵庫の中身の賞味期限を気にしている。スーパーの中で頬に手をあてている自分にはっとすることもしばしば(ここではそんな人いない)。はてさて、いつまでつづくことやら...。

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