さむい

今年の冬はやけに寒く感じる。乾燥肌も例年以上に痒く感じる。朝は布団から出るのに一苦労(まぁこれは毎年のことだが)。普通に寒いのか、異常気象のせいなのか、年末に風邪で寝込んだので弱気になっているのか、ただ単に歳をとって寒さが身にしみるようになっただけなのかは定かではない。中国では大雪が降っているようだし、ロシアの「世界一寒い町」オイミャコンでは氷点下59度が観測されるなど、「どんだけー」と言うようなニュースに比べれば、横浜なんぞはかなり暖かいはずなのだが。。。

子供の頃は札幌に住んでいたし、冬になるとスキー場に通っていたし、秋から冬にかけてのバンクーバーにも住んだし、冬のカナダをグレイハウンドバスでひと月かけて横断したしで、それなりに寒い思いはいろいろして来た。一番寒かったのは何処だろうと考えると、いちいち気温を気にしているわけでもないし、増してや証拠なんて残ってない。と、思いきやあった。これでもかという証拠写真があった。


[イエローナイフのお決まり記念撮影ポイント]

カナダのイエローナイフ(北極圏から南に約400km)にオーロラを見に行った時の写真だ。バンクーバーHISのツアーで行ったもので、着ているのは頭のテッペンからつま先までツアーで貸してくれた防寒着。そんじょそこらの防寒着では勝負にならない程分厚い。氷点下30度というのは日本国内でも観測される気温だが、それはそれは寒いものだ。息が凍るとは正にこのことで、ちょっとでも深めに息を吸い込むと、凍った息が肺に入ってむせ返る。鼻水は垂れる前に凍っているかもしれない。少なくとも感覚が麻痺しているので垂れて来ていることを感じ取ることはできない。立ち小便をすると地面につくまでに凍って最後にはつららができるなんて話がまことしやかに語られると、うっかり信じてしまうかもしれない。バナナで釘を打つという実演もあって、「やっぱりこれだけは一応やっとかなきゃねー」といった感じ。

ちなみに、これは昼間の気温。夜は凍った湖の上でオーロラが出るのを待った。待ってる間は暖をとるためのテントが用意されていたが、この時の外気温は氷点下35度から40度くらいだったと記憶している。。。

関連リンク:
Wikipedia イエローナイフ

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