2等車両の旅

てれってってっててーれれー。。。
「世界の車窓から」は今スイスを氷河特急(Glacier Express)で走っている。


[左が一般車両で右が特別車両]

俺は2001年10月にスイスの東南St.Moritzから南Zermattまでこの氷河特急に乗った。スイスは四国くらいの大きさしかないので、端から端まで列車に乗っても大して時間はかからんだろうと思うかもしれないが、9:25分発に乗って、到着は17:02分だった(当時の乗車券による)。なぜかと言うと起伏の激しい国土にある。山あり谷あり陸橋ありトンネルありと、変化にとんだスイスの風景を車窓から楽しむことができ、観光客に人気の列車だ。そんなこともあって、観光客用の特別車両が用意されていて、この車両は大きめの窓に加え上方もガラス張りになっていて、風景を見渡すことができるようになっている。


[谷の上の陸橋を走る...]

[標高が高くなると緑が減って山肌が...]

が、特別車両ということでお値段も特別。団体旅行者がぞろぞろと特別車両に乗り込むのを横目に、俺は2等車両に乗り込む。言っておくが2等といえど一応指定席だ。いざ出発すると俺の車両には両手で数えられるくらいしか人がいない。というわけで、右側の景色が良さげだと思えば右へ、左側に何かあると思えば左へと、まさに右往左往の自由自在だった。誰に気兼ねすることなくタバコを吸い(喫煙車両)、窓を開けてはカメラをかまえ、靴を脱いでは足を伸ばし、これはこれでちょっとしたVIP気分で、楽しいことこの上なかった。。。

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