映画

先日テレビで「パイレーツ〜」をやってた。俺は勝手に「デッドマンズ〜」だと思いこんで楽しみにしていたのだが、蓋を開けてみればDVDで見たことのある「呪われた〜」でがっかり。ご丁寧に「デッドマンズ〜」はレンタルで見ろってさ。それでも、吹き替えだとジャックの魅力半減だなとか思いながら適当に見ていた。

でも、日本のテレビの吹き替えってかなりがんばってるんだな、これが。とりあえず見ていて違和感ないというかなんというか。慣れてるからかな?感情とか台詞の抑揚とか俳優の口の動きにあわせてるとか。英語圏じゃない国のテレビでハリウッド映画なんて見てると、言葉のわからない俺が見てもひどい吹き替えで、のっぺりと棒読みだったり、字余り、字足らずはあったりまえ。同時通訳よりはましかな。モスクワのテレビでロシア語を話すメグ・ライアンを見たが、なんだか悲しくなった。


[ロシア語を話すメグ、Kate&Leopord(邦題:ニューヨークの恋人)]

映画館で観るときは字幕。イスタンブールで暇(インドビザ発行待ち)を持て余して映画館に入ったが、当然のことながら字幕はトルコ語で、邪魔なだけ。俺のプアな英語力でも、コテコテなストーリーのものなら大筋は想像できるだろうと思って「タイタニック」を観た。途中ブチッと切れて休憩(多分テープ交換)。皆あたりまえのようにロビーに出たりしてたから、トルコでは普通のことなんでしょう。

インドに来たんだから映画でもと思ってここでも入った。当時インドは映画の年間製作本数が米国を上回って世界一位だったから(今はどうなのかな)。なんでもいいやと思って適当に宿のそばにあった場末という表現が似合い過ぎる映画館に入ったらなんと米国映画で青春もの。しようがないから別の日に繁華街まで行ってもう一本観たさ。ちゃんとインド映画。なにかにつけて歌って踊ってってやつ。

バンクーバーに居た頃は英語の勉強もかねてちょくちょく行っていたが、基本的にさわがしいというかなんというか。感情移入がはげしいのか、思わず声に出してギゃーとかオーとかガハハとか。「you've got mail」の中でトム・ハンクスが嘘のメールを書くのに散々悩んだあげく「I'm in Vancouver」とtypeした時には盛り上がった。もうさ、すげー盛り上がった。

ブラジルのサンパウロに居た頃も時々観に行っていた。親と一緒の時は日本人街の映画館で「男はつらいよ」とかだったが、兄貴と行ったときは「スーパーマン」とか「キングコング」とか。なにせ子供の頃なのでそんなに覚えてないけど、今でも印象に残っているのは、「ジョーズ」。でっでっでっでってジョーズが近寄って来て大きく口を開け、間一髪で逃れた場面。会場中に「うぅー」という溜息が漏れた。この溜息、サッカーでシュートが惜しくも外れた時のそれと一緒だった。(笑)

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